和音

人生初ピアノレッスン。
以前、「歌のことを考えるなら、ギターよりも鍵盤なんじゃね？」
って、マサに言ってもらったからなんだけど。

誘ってくれたもう一人の妹、さんきゅー。


よかった。


まず何って、先生がすっげーカッコよくて、面白い人だった。
生き様がかっこいいし、
初対面で話してあんなに笑ったのも久しぶり。
上手くいくかはわからないけど、この人とならやってみたいって。


譜面も読めないし、人生初鍵盤だから、
五線譜のとっかかりと運指練習だけだったのだけど


楽しい。


和音が鳴った瞬間、世界がぶわぁって広がって
ぱらぱら涙が出た。
自分でもびっくり。
やっべえ、楽しい、羨ましい、って。
ただのドレミがすげえ愛しいものに思えたりして。



カラダがビタミン不足だと
野菜が美味しいのにきっと似ている。

自分の才能は、
スペック的には平凡かもしれないと思うときがある。

でも表現することへの渇望は
ちょっと他人に負けないと思う。



環境があってもやらない表現者を見ると
何だか怒りが出てきてしまうけど、
環境を言い訳にするのも卑怯だよな。

環境を整えるところから自分の仕事だと思うこの頃。




「楽器できなくて、譜面も読めずに歌って歌えるもんなの？」
には笑った。
そうねぇ。歌っぽい何かだったのかも知れないです。
別にどっちでもいいんだけど。
自分の音楽にもっと確信持つために必要って思ったから、
やってみるよ。