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以下、散文。
出張先にて。
福島から山形にかけての田園風景は
緑が眩しく輝いていて、最上川は最高に美しかった。
もし見えないものによって穢されているのだとしたら
酷く悲しいし、怒りがこみ上げてくる。
そして、大人はみんなが皆、
自分の無知とこれまでの無関心を愧じなくてはならない。
『地球が汚染されてるなんて話が嘘に思えてくるな。
だが、此処辺の空も昔より汚れている。
すべて人間のやったことだ。
人が自然から生まれた生き物なら
人が出すゴミや毒も自然の産物と言うことになる。
このまま人間が住めなくなったとしても
それはそれで自然がバランスをとった結果ということなんだろう』(引用:スベロア・ジンネマンの台詞)
でも、物語のように人は宙(そら)だけには棲めないだろうと思う。
良くも悪くも人は繋がりや柵から逃れられないから。
『今こそ人は自らを律し、 尊厳を取り戻さねばならない。
内なる可能性を以て、人の人たる力と優しさを世界に示す』(引用:カーディアス・ビストの台詞)
多分、それは今をおいて他にない。
技術は弛まぬ努力で育っていて、
声を上げる人はこんなにも多いのに、大きく報道はされないのは哀しい。
夜の街を一人、歩いていた。
不思議な気配を感じたので、見上げたら、雲がぼんやり輝いていた。
月が向こう側にある。
きっと満月だ、と思って雲が過ぎるのを待ったら
やはり欠けるところのない月だった。
美しいものを感じる心が自分の中に生きていて良かったと思ったし、
みんなが“まとも”であろうとする努力を止めてはいけないと思った。
BGM:OYM-PF / SAWANO HIROYUKI
影武者(kagemusha)は日々溜まっていく心の燃え残りを燃焼・昇華してるつもりなバンド。バンドってすげー楽しいのに、楽しいだけじゃ続けられないんだ…活動停止。